こんにちは
私たちは、「シッポファーレ仕事づくりクラブ」という労働協働サークルのメンバーです。
主に、大阪市内を拠点に障がいを持つ当事者が集まり立ち上げた団体です。職員:利用者という一方的に管理されるような関係性がある施設内での働き方ではなく、当事者がみんなで助け合い、補い合う働き方を目指して活動している自由なサークルと言えます。
最近では、障がいを持つ当事者だけでなく、仕事を失った方や働きたいけれども仕事が見つかりにくい状態に置かれている方々とも連携し、ともに働く活動も始めています。
どうぞ、よろしくお願いします。
「シッポファーレ仕事づくりクラブは元々のグループ名を「みらいのココロ」と名乗っていました。これはグループ立ち上げに関わった「障がい者の人権を考える当事者の会・フューチャー」と「ココロ」という大阪市内の障がい者の事業所の名称をくっつけた、とりあえずのものでした。しかし活動開始から二年が経ち、そろそろとりあえずのものではなくこの二年間の自分たちの活動を反映させた名称を考えようという事になりました。
新しい名前
会議では様々な案が出ました。「オーシャン」、「鼓動」、「みらいメイキンググジョブ」などなど。紆余曲折はありましたが、最終的に「シッポファーレ仕事づくりクラブ」への名称変更となりました。
シッポファーレという言葉はイタリア語で「やればできるさ」という意味を持ちます。私たちの仕事づくりのヒントにもなった「人生ここにあり」というイタリア映画の中で繰り返される合言葉でもあります。
私達のこの二年間はただ働くということではなく、全員で何事も決めていくこと、多少の能率を犠牲にしても助け合い補い合う働き方を目指すこと、平等であることなどにこだわってきた二年間でもありました。それは、それぞれが嫌な思いをしてきた民間での働き方や関係を繰り返すのではなく、新しい働き方や関係をつくっていくということでもあります。もちろん絵に描いたようには進んでいきません。けれども「みんなでやればできるさ」の精神で徐々に時間をかけて進んでいきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
私たちの仕事
会議で仕事をきめました
障がいを持つ当事者が集まりどんなお仕事なら自分たちでもできるのか、手伝ってくれる方はいるのか、会議で相談しながら活動をしてきました。幸いにもエアコン掃除の専門業者の方が支援に入ってくれたので、まずはエアコン掃除や草刈り、水回りの掃除などを請け負えないかということでチラシをつくって宣伝をかけました。メーデーや憲法集会などにも出かけてチラシをまき、障がい者の活動に理解を示してくれる方々がたくさんのお仕事を出してくれました。おかげさまでコロナ禍にも拘わらず、メンバー全員が月に2~3回はお仕事に行けるだけの依頼が来ています。
他にもやりたいこんな仕事
会議では「お菓子を作って販売したい」「お弁当作りはどうか」「いつか喫茶店や食堂などをやれたら」など、料理関係の仕事の希望も上がりました。一度に全部を実現するのは難しいので、ちょっとずつやっていこうという事になりました。まだお菓子や喫茶店の経営までには行けてないですが、「シッポファーレ!(やればできるさ!)」の精神で進めていきたいと考えています。
今の仕事の様子
主にエアコン掃除の仕事や清掃の仕事に、支援してくれる専門業者の方と一緒に行っています。お仕事はみんなで分担してチラシをまいたり送ったり、時にはご近所さんからメンバーが直接依頼を受けたりして請け負っています。仕事の様子はこんな感じです。
エアコンにカバーをかけて、中の汚れまでていねいに水と石けんで洗っていきます。
エアコンのカバーを外して洗っています
きれいにしたカバーを取り付けていきます
洗濯機の掃除もします!
外した洗濯槽を丸ごと洗います
こんなにピカピカに(^○^)
全部、無添加の洗剤で洗いますよ~